日本銀行が世界最大のヘッジファンドになった。どちらに転んでも勝ち筋がない。黒田が仕掛けた罠に、植田が閉じ込められ、市場は錆びつく錠を静かに見つめている。

日本銀行が世界最大のヘッジファンドになった。どちらに転んでも勝ち筋がない。黒田が仕掛けた罠に、植田が閉じ込められ、市場は錆びつく錠を静かに見つめている。 政経news

日本銀行が世界最大のヘッジファンドになった

そして、それは自分自身に賭けている。

株式保有額¥83.2兆。
未実現利益¥46.0兆。
未実現債券損失¥32.8兆。

利益の蓄積には8年かかった。
損失は12ヶ月で350%急増した。

今こそ、誰もやっていない計算をしてみよう。

BOJが政策正常化に成功すれば、利回りは上昇し続ける。債券損失は¥50兆に向かって加速する。株式は調整する。¥46兆の株式クッションは消滅する。貸借対照表の両側が同時に崩壊する。

BOJが失敗すれば、インフレが暴走する。円は急落する。しかし、貸借対照表は生き残る。

中央銀行は今、自らの使命に失敗することを財務的に奨励されている。

これは金融史で一度も起こったことがない。

そして、事態はさらに悪化する。

BOJは年間¥3300億のETF売却を発表した。現在の保有額では、完全清算に252年かかる。彼らは、債券ポートフォリオが1日あたり¥900億の時価損失で出血している間に、人間の生涯複数分を要するポジションを構築してしまい、そこから脱出できない状況を作り出してしまった。

利回りの上昇の1ベーシスポイントごとに彼らは損をする。
株式の下落の1ポイントごとに彼らは損をする。
無策の1年ごとに彼らは損をする。

勝ち筋はない。

金融システム全体を支えるために設計された機関が、今や自ら支えを必要としている。最後の貸し手は、出口のない借り手になってしまった。

黒田がこの罠を築いた。
植田が鍵を引き継いだ。
市場は錠が錆びて閉まるのを眺めている。

世界第3位の経済大国が、自らの失敗から利益を得る存在を通じて金融政策を運営する時、あなたはもう経済学を観察しているのではない。

あなたは中央銀行制度そのものの解剖を観察しているのだ。




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